映画|ノルウェイの森
 村上春樹の新刊を心待ちにし、ページを開けば1ページ目からそのおなじみの文体に涙するくらいのよく訓練されたファンとしては見に行かずにはいられませんでした。

 映画、良くできていました。久々に退屈せず時間を忘れることができたくらいの映画だったので。でもね、でもね。そのあと原作を読んだら、そのとてつもない重量に改めて圧倒されてしまい、映画の感動が薄れてしまったという。

 まあ、限られた時間だから仕方ないんだろうけど。「恋愛」という窓であの作品を切り取るとするならば、素晴らしい作品だと思う。だけど、「生と死」とか「普通と異常の境」という大事なテーマが原作にはあるのよね。

ノルウェイの森 上 (講談社文庫)

ノルウェイの森 上 (講談社文庫)

  • 作者: 村上春樹
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2004/09/15
  • メディア: ペーパーバック
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 ヘヴィー級で、まともに読んだら深い闇に落ち込むこと必至の作品なのに、この「浮わついた」装丁も含め大衆性をちりばめている。改めてすごいと思うわ。